無理して捨てなくてもいい 2)
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| プレゼントについていたリボンやマスコット、お友達が児童館で作った紙工作、拾った松ぼっくりなど、捨てられずにいたモノたちが毎年ホリデーシーズンに活躍。 |
小さい頃は「片づけ」ってなんか嫌だった。「おかたづけしなさい」って言われても、何をどうすればいいのか、ハッキリ分かってなかったからだ。でも、今は違う。極意をつかんだからだ。片づけでいちばん重要なこと、それは「元に戻すこと」だ。
しかしながら、「元に戻す」ためには、「元」の住所が決まっていないとダメだ。
住所不定のモノたちばかりの部屋を「お片付け」するのは大変だった。どこに戻せばいいのかよく分からないから、お片付けが簡単じゃないんだ。その時考えないといけないことが、いっぱい出て来て面倒臭い。その時あいている場所を探して、なんとか適当に収めて、ごちゃごちゃしたものは全部、袋とか箱とかに入れて見えない場所に押し込んだりして。部屋は見た目は片付いたように見えても、こんなやり方では、また物探しから始まって、混沌の部屋に逆戻り。徒労感満載。本当にお片付けって嫌だった。
それが、住所を決めてあげればいいんだ、ということに気づいてから大分楽になった。住人(住モノか!)の家(収納先)に表札(内容を示すインデックス)をつけるというやり方が昔からあるのは、こういうワケだったんだね。うちでは逆に、モノ自体に収納先を示すラベルシールを貼っているものもある。いくつかあるハサミに【玄関】【机】とかね。
住所が決まっていると、お片付けは随分楽になる。「元に戻す」だけだからだ。ワンアクション。他に考えることがないから、簡単にできる。
この基本的なこと、「無理して捨てなくてもいい」と言い切る米田まりなさんの本には、これをとことん、隈なく極めることで「捨てる」という選択をなくすという方法が、丁寧に解説されていた。この通りに実践すれば、家にある全てのモノの住所が決まるんだ。
縁あってウチにやって来たモノたちは大切にしたい。役目を果たさせてあげたいと思う。適当な場所にしまわれて忘れ去られてしまったモノはかわいそうだ。大切にしているとは言えないだろう。そんな気持ちが「お片付け」をちゃんとしようという気持ちにつながっているんだ。
